金融庁が老後資金に2,000万円必要だという報告書を作成しましたよね。シングルマザーの自分にとって2,000万円、おいおい、桁違いだよとツッコみたくなる金額。本当に必要なんだろうか。いやいや、逆に2,000万円で足りるんだろうか。
定年退職が65歳だとしても、あと32年で2,000万円貯金できるのか、いつかはじっくり考えなければいけないなぁと思っていました。なので、これを機に真剣に考えてみました。
人生100年時代といわれる現在。33歳シングルマザーの老後のお金について考えてみました。
老後に国からもらえるお金って?
年金、年金といわれる老後に国からもらえるお金(老齢年金)。私は正社員で厚生年金をかけていますが、さほど収入は多くないので老後に受給できる老齢年金の月額は12万円くらいかと。
今は老齢年金を受給できる年齢が65歳ですが、33歳の私が65歳を迎えるころには、きっと受給できる年齢って引き上げられるんでしょうね。70歳くらいになっているでしょうか。
それに、受給できる金額も減ってたりするのかもしれません。
でも、とりあえず65歳から月額12万円受け取れると考えると、現在において贅沢をしていない自分にとって、12万円ってデカイ。そのころには子育てだって終わってるので、教育費だって必要ない。
意外と開放的で自由だったりして(笑)
一般的にいわれる老後の必要資金
夫婦二人が老後の生活をそれなりに送ろうと思えば、一般的には28万円必要だといわれています。なんか高いような気がしますが、そうらしいです。
少し余裕のある生活を送るには35万円必要だと叫ばれています。旅行だってしょちゅう行けちゃうし、孫におこづかいをさっと渡せるレベルなんでしょう。
ではでは、いざ受給できる老齢年金はというと、よるあるケースで、会社員を続けてきた旦那さんと専業主婦を続けてきた奥さんの例。だいたい、月額23万といわれます。
ということは、必要な生活費28万円に対して受給金額が23万円で、国からもらう年金だけでは月額5万円不足。年額にして60万円の不足になります。
もし、100歳まで生きるとすると退職してから35年間。
ということで、退職するまでに用意しておかないといけない貯金額は、不足分の60万円×35年分、つまり2,100万円です。金融庁の計算通りってところです。
「一般」には当てはまらないシングルマザー
さてさて、「夫婦二人の~」とか書いている自分がすでに気に入らないのですが、シングルマザーに一般論は当てはまらないと思いませんか?
だって私の今の生活レベルったら、そりゃぁ一般的なファミリー世帯とは収入はもちろんのこと、支出の額だって間違いなく違うはずです。
となると、老後の生活のために2,000万円の貯蓄が必要というのは、シングルマザーにとっては数字が違ってきます。シングルマザーver.が必要なはず。というか、個人個人でちょっと想像してみませんか?
33歳シングルマザーの現状と老後
私は現在、公営住宅に住みながら母子手当を受給しています。月々の生活費はざっと15万円。毎月の貯蓄はほぼなしです。そのうち、教育保険など、子供にかかわる支出が3万円ほどとします。
ということは、ざっと考えても老後は月々12万円ほどで生活できそう。私が国からもらえる老齢年金が12万とすると、なんとちょうど(笑)
そこへ、個人年金保険の収入が!現在、個人年金をかけているので、60歳から70歳のあいだは月にして4万ほどの保険収入があります。60歳はちょいと受給するには早いので、受け取る年齢を65歳からに伸ばそうと思います。お金も増えるしね。
退職金も1,000万はあるかと思えば、そんなに老後が心配じゃなくなってきました(笑)アハハ。と、けっこう楽観的な自分がいるのですが、子供が独立した後に、老後へ向けて貯金やっていきたいです。
毎月5万円の老齢年金で、野菜を育てて生活をしている近所のおばぁちゃんだっている。お金をかけない生活を送ることって可能ですよね。
シングルマザーの老後の過ごし方
とにかく時間は腐るほどある老後。畑で野菜を育てて、自給自足の生活がしたいなぁと思っています。
今日テレビで紹介されていたのは、ヒマにまかせてYoutubeで動画配信してお小遣いをかせいでいる70代女性。70代にしてYoutuberなんて、私も負けていられないぞと鼻息が荒くなる次第でした。
シングルマザーは誰かを頼るということが難しいです。ですが、自分自身で生き方を設計できるし、ある程度楽しみを持ちながら、健康で長生きできるよう、老後について少しずつ準備できていけたらいいなと思います。