母子家庭の収入に大きく関わる『児童扶養手当』、通称母子手当。この児童扶養手当（母子手当）の調査方法について解説していきたいと思います。
やましいことがなくっても、根ほり葉ほり調べられるのは気分が良くないものです。
結論、児童扶養手当不正受給の疑いをかけられると、調査員の訪問はあります。前例などをもとに、詳しく解説していきます。
児童扶養手当（母子手当）申請時にも調査がある？
これは実際に私が言われたことです。児童扶養手当を申請したとき、「調査員が調査して、（児童扶養手当が受給できるかどうか）判断しますから」と言われました。
どのような調査をされたのかはわかりませんが、申請からおよそ１週間後、受給資格がもらえるとの通知が届きました。このとき、民生委員さんの訪問はありませんでした。調査とはいったい何だったのか、不明のままです。
児童扶養手当不正受給の疑いで通報されたら？
児童扶養手当不正受給の疑いをかけられ通報されたら、どうなるのでしょうか？信憑性の低い通報内容や情報量の薄い通報内容だと調査されないこともあるそうですが、かなり濃い内容のものだと、しっかりとした調査がおこおなわれるようです。
ちなみに、児童扶養手当の不正受給を通報する人って、どんな人が多いと思いますか？実は、通報元はママ友が一番多い、という調査結果があるそうです。
不正受給の調査方法は調査員の訪問がある
児童扶養手当は、市区町村の管理なので調査方法は市区町村によって違うようです。また、調査をされる民生委員さんによっても違います。
なので、一概には言えませんが、一度通報があると調査員がお宅訪問をするのがお決まりのようです。
クローゼットや押し入れ、タンスのなかまでは見られないにしても、玄関の靴をチェックされたり、洗面所の歯ブラシや髭剃り、お風呂、それぞれの部屋、ベランダなどを調べられるそう。男性の影がないかどうかのチェックですね。
調査員の訪問があった実際の話
これからご紹介するのは実際にあった話です。疑惑でおわったケース、不正に受け取っていた手当を返金したケースなど３つご紹介します。悪いことをしていないのに通報されるのは、困っちゃいますね。
シングルマザー自身を男性と勘違い
ベリーショートにしたシングルマザー。近所の人が男性と見間違い、シングルマザーの家に出入りしていると役所へ通報。民生委員さんの訪問があり、家へあがり、洗面所やベランダのチェックを受けたそうです。疑いはすぐに晴れ、支給停止の危機には直面しなかったそう。
アパート借りて実家に暮らすシングルマザー
とあるシングルマザーは、自分のアパートの近くの実家で寝泊り。民生委員さんが何度訪問しても留守でした。そこで、過去３年分の光熱費の領収書の提出を求められ、現住所に生活実態がないことが判明。それに、親に金銭的な余裕があるという判断で、児童扶養手当の受給資格はなくなりました。
生活実態がないシングルマザー
上で紹介した事例と同じで、実家の近くにアパートを借り、生活は実家でおこなっていたシングルマザー。これについて通報があり、過去の水道・光熱費の領収書を市役所に提出するよう言われ、民生委員さんにも事情を聞かれ、その結果、受給額の見直しと差額の返金を要求されたそうです。
児童扶養手当の調査方法まとめ
いかがでしたか？さすがに、刑事ドラマのような張り込みはないものの、近隣への訪問調査やケースワーカーの巡回、民生委員さんや自治会長にお宅訪問を依頼したりするようです。ちょっと不安が残るなぁ・・・という母子家庭の方、きっといろんなパターンがあると思います。胸を張れる方はいいのですが、完全にアウトな方、おおごとになる前に受給資格停止の申請をするが偉いと思いますよ。
